＊ 白いガーベラ ＊ --　Gerbera　--

白い花は昔から好きで、河原の小さい白い花を観ては微笑んでいた子供だった。 今から思うと本当にロマンチックで夢見る少女そのものだったように思う。 ガーベラとの出会いは、高校のとき。 高校になると自由に行動できる時間が増えてくる。 お花屋さんを通る度に、薫りに癒されていたのは確か。 「白いマーガレット」と「白い撫子」は良く見かけていたので 可愛いお花として、インプットされていた。 高校１年のとある休日。運命の日が訪れた。 銀座に行ったときに寄った、日比谷花壇のショーケースに 可愛くアレンジメントされている花を何気なく観ていた。 気になって何度か通り過ぎてはまた戻り、その繰り返し。。。 思い切って、店員さんにこのお花可愛いですね〜♪という問いに。 「このお花可愛いですよね〜。白いガーベラってめずらしいんですよね〜」とお返しが。。。 ガーベラっていうんだ（心ときめいた瞬間） 「（笑顔で）わかりました。ではこれ、下さい」 「はい、ありがとうございます。4000円になります」 えっ（心の中では相当動揺している） 一瞬、固まってしまった。 当時、高校のバイトのお給料は３万円弱。。 でも、でも。。。（後悔してしまうのは目に見えていたので） 涼しい顔して購入する。 瞳はキラキラになったままでしかも、贈り物用包装で（笑） しばらくは嬉しくて、部屋の特等席へ置いて眺めていた。 ガーベラは、大きな花びらだと、少し気味が悪く見えることが あるが、育ちすぎたと思うことにした。 高校のときは、朝ラジオ番組にFAXを送っていたことがある。 そのときにハンドルネームは「ガーベラを愛する女」 これからもずっとガーベラの魅力にとりつかれていそう。。 でも、なぜか私の愛するお花はすべてキク科。。。 ----------------------------------------------------------------------- *aoi 雑学* ガーベラ（Gerbera : センボンヤリ属 ） *キク科 *学名 Gerbera hybrida *雑種のGerbera（ガーベラ）は、18世紀のドイツの医者「Gerber さん」の名前にちなんで。 ＊春から秋くらいまで長い間、開花。 *よく見かける鑑賞用の花。いろいろな色のものがある。切花、鉢物としてもよく利用される。 *１９００年頃に、南アフリカの金の採掘場で発見 *８月１日、９月２７日、１１月１２日の誕生花 *花言葉は「辛抱強い、希望、常に前進」