* 親友から私へ最高の贈り物を *
 




3月1日(土)に目黒でスター錦野を見かけ、すぐにさっちんにメールを送っていた。


こういうネタはいつもさっちんに送るといい反応が返ってくる。

さっちん「ひらひらついてた?」

葵「ついてなかったけど、へんなジャケット着てたよ」

さっちん「テレビでも変な格好してるけど、変わらないんだね」



スター錦野はこんな会話が繰り広げられているとは
これっぽっちも思ってはいないのだろう(笑)


私は、カフェに妻らしき人と入ってきたのをずっと見ていた。

私はわざと目を合わせ、
すご〜いとピカピカの笑顔をしていたら、
にしきのさんも、まんざらではなさそうだったのがうけた。


今日は、さっちんの贈り物を買おうと思い、
目黒の好きな店に来た。

店員さんに、
「2種類、気に入ってしまったのでどちらも購入します、
分からない様に包んでもらえますか(笑)」と言ったら

店員さんも笑ってくれて、「喜んで」といつもの
優しい笑顔で対応してくれた。

最近、目黒も私のお気に入りの場所で良く出没している。
洋服屋さんも雑貨屋さんにも顔を覚えられ、
今では常連並みに通っている。



毎月、お給料が出るとなぜか足が勝手に
恵比寿方面に向かってしまう(笑)


新しい新作が出ていると目が輝いている私の顔を
見るのが店員さんは嬉しいらしく、
優しく語り掛けてきてくれる。



「また来たくなっちゃうのはそういうことか〜」と妙に納得。



さっちんとは21日に、豪華ディナーを
ご馳走してくれるというので、
だいぶ前から楽しみにしていた。


その豪華ディナーとは、誕生日祝いだ。


親友さっちと二人っきりのデートだから尚更嬉しい。


最近、本当に体調も悪く、落ち込んでいる日が
多かった3月だったので、この日は絶対いい日にしようって
ココロから誓っていたのである。




しかし、誕生日会前日に雨が降ったのは、

きっとさっちんの陰謀か何かで・・(笑)と
思ったくらい大雨!!!そうっ!さっちんは、昔から雨女だ。


しかも、風も強く冷たい雨だったからだ。


後楽園のラークアのショッピングで可愛いストラップを見つけて
大真面目&大はしゃぎで選んでいた。

店員さんもその姿に感激したらしく、
色々と丁寧に説明してくれていた。



さっちんとお揃いで購入したいと思い、ずっと見ていたら
トリさんがずっとこちらを見て「かってくれぇ〜」と
言っている様にみえた。



「ぴのこぴのこ」と名をつけてあげた。




店員さんが可愛くラッピングしてくれた。


「また、ぜひ遊びにいらして下さい」



明日が楽しみになってきた。
盛り上がっている私がそこにいた。


翌日、終日遊ぶ予定だったが私が病院に行かなくては
ならない理由でさっちんに事情を説明したら



「そこに行くより、私に会った方が元気がでるよ」という
返信メールがきた。

さすがにそのメールをみたときは感激し励みになっていた。
嬉しすぎて涙を流したのも言うまででもない。




18:25頃に赤坂に到着する。
昨日、オープンしたての「赤坂サカス」だ。


さっちんは、先日このレストランのプレオープンに行ってきたから
前々から、様子とか聞いていたので、
今日は本当に楽しみにしていた。


予約時間まで少しぶらっぶらしていたら、可愛い小物が沢山あった。

しかも、オープンしたての
新しい木の匂いに癒され、ほんわかしていた。



今日、さっちんが招待してくれるレストランは、
マキシム・ド・パリがプロデュースする
本格フレンチが愉しめるレストラン

「Vieille Vigne MAXIM'S de Paris」2F


1Fはワインバーになっていて、
素敵な時間が過ごせそうな空間になっている。

パン屋さんもあり、パリでもっとも注目されている
「ドミニク・サブロン氏」の高級ブーランジェリー
(すご〜く有名な人です)


日本発進出らしく、私たちが歩いているときも
行列が出来ていて焼きあがるのを
待っている人たちの姿に感動した。

今日は、このパンも食べられるということで
胸がどんどん高鳴ってきた。

あぁ〜どうしよう・・緊張・・。



歩いているときに、プレゼントや手紙を
さっちんから渡されて

「うちららしいぃ〜」と言っている私たちがさらに笑えてきた。

久々の再会に感激する私たちがそこにいたからである。
やっぱり、親友はいつ会っても変わらない笑顔がそこあった。


とびっきりお洒落をした甲斐があったってもの・・。


さっちんもフランス人みたいな感じで可愛かった。
(気品溢れる感じが出てたよ)


レストランへ到着した。

さっちんの舞台で一緒だった女性が出迎えてくれた。

私はまた感激する。

「お久しぶりです、葵さん」


彼女は、かわいらしい女性で好感が持てる。
このワインバーに良く似合っていて、かっこよかった。



レストラン内の入り口あたりに桜の木が置かれてあって、
花の香りに癒された。

花見気分をいち早く感じ取ることができて、嬉しくなった。
本物の桜なのがまたいい。


入り口でコートと荷物を預かってもらい、
私たちは2Fに移動する。


バー担当の店員さんが、
「ぼくも行きたいんですが、ここまでしかいけないんですよ〜」

と笑わせてくれた。
気さくな感じがまた好感がもてた。


赤い魅惑的なシャンデリアにおとな〜な雰囲気を感じさせてくれる。

六本木の隠れたバーに来たような感じだ。

気分が高揚してきて、どきどきがとまらなくなってきた。
倒れちゃいそう・・音楽でもやられちゃいそうだったからだ。


席についてから、飲み物を頼もうとしたときの出来事である。

店員さんのほとんどがさっちんの知り合いで
ますます緊張してしまった・・。


背の高い店員さんを何気なく見ていたら、
さっちんが「あの人はどう?」と薦めてくれた。

確かに、スマートな感じで人が良さそうな雰囲気がある男性Aさん。

「じゃぁ、候補に入れておこうかな」





飲み物の注文で前々から、
さっちんが葵は炭酸がダメだからと、伝えてくれていた。
気遣ってくれる対応が何だか嬉しかった。





気が付いたら、統括支配人さんがいつのまに
目の前に現れた。さすがの葵も硬直。


「はじめまして」

名刺を渡され、緊張がピークに達する。
わたしダメかも・・・(笑)倒れちゃうよ(笑)




私の会社の上司に似ている感じだ。
ざっくばらんな感じが
私の緊張をほぐしてくれた。


「1Fにもかっこいい店員がたくさんいますよ」



支配人さんは、その言葉で私たちを笑わせてくれた。


さっちんが「このなかでは、誰が気に入った??」というので
「じゃぁ、あの背の高いAさんかな」って答えたら


「伝えたら喜ぶよ、Aさん」


支配人さんも「たしか、あいつフリーだよ」と
私に薦めてくれていた。


「いつもと対応が違うからうける〜」

さっちんが言うにはいつもと違うらしい(笑)


ワインは、すべてAさんが選んでくれたものを飲んだ。

どれも飲みやすく、Aさんには感謝の気持ちで
いっぱいになった。本当に美味しかったのだから。



元スッチーの店員さんが
「今日の、前菜とメインを選んで下さい」と
丁寧に説明してくださった。



葵「英語ぺらぺらなんだね〜」
さっちん「そーだね〜」


そんな会話を繰り返し、話が盛り上がる。

しかし、うちらは写真を撮るのに夢中で、
お互い気にしないところがまた笑える。

それが、逆に私たちのいいところかもしれない。


料理はどれも美味しい。
メインディシュの鳥が丸ごと出てきたときは
さすがにびっくりしてしまった。

その残りのシチューでパスタと
あえる提案は、素敵だなぁ〜って感じた。



雰囲気にとても酔っていたのである。
酒の酔いなのか分らない感じがまたいい。

しかし、思っていたことがあった。
さっちんは、人とのつながりが広いことだった。

だって、私にはない魅力がまた私を引き付けているのだから。




こんなおと〜な夜に親友とこれたことは
本当に幸せなことで、

こんなに祝ってくれる人はきっと今は
さっちんだけなのだろう。


祝ってくれる素敵な異性がいつかきっと現れるはず・・・。
う〜ん。頑張らなきゃね・・・(笑)


そうそう!!
忘れてはならないので私からさちこへ「贈り物1」を渡す。

可愛いトリさん。

「ぴのこっていう名前のトリだよ」


私は、同じ種類の「うさぎさん」を携帯につけている。
だから、お揃いになるのかな。


「贈り物2」も渡す。
目黒で買った2つのプレゼントをどちらか選んでもらった。


それまでは良かったのだか、
さっちんは、なぜか私が持っているほうを

気に入ったみたいで、
「こっちがいい」と言っていたのは本当に笑えた。

でも、好きなものをあげたかったから喜んで交換した。


選ぶ系もなかなかいいでしょう。
(選び甲斐があります)




メッセージ付きの手紙もあげた。

「あとでのお楽しみ♪」と言ったら、
顔がほころんでいて、その顔が可愛らしかった。



今日は、サプライズの誕生日会が
私たち入れて2組あった。


私たちのときは、なぜか音楽が途中で止まったのは笑った。

しかし、また突然鳴り、店員さんの反応が楽しくて
私たちは笑いあっていた。
(こういうハプニングもなかなかいいものです)


テーブルにろうそく付きのケーキがやってきた。


「マキシム有名のミルフィーユだ」



周りにいたお客さんにも拍手がもらえた。
このとき幸せがピークに達していた。

一瞬、涙が出そうになった。

うぅ・・・がまんがまん。。



お洒落なフォントで「HAPPY BIRTHDAY」と書いてあって
嬉しくて嬉しくて胸がいっぱいになった。

しばらくじっと見つめていた。


そのあと、うちらの撮影会が始まるのである。
お互いに動画を撮り合っていたのは笑えた。



私たちらしく気ままに撮っている。

自由な私たちがそこにいた。


この動画も葵のサイトでは
残念ながらアップできませんが

運がいい人はどこかで見られるかもしれません・・。


(見つけたら、投稿版でよかったら教えて下さいね♪♪)


二人では、すべては食べ切れなかったので、
店員さんが帰りに箱に入れて渡してくださった。


「これは、葵がもって帰ってね」
「ありがとう・・いいの??」
「だって、これは葵の誕生日ケーキだから」


店を出てから、うちらはちゃんと(ケーキが)
入っているかどうかを確認しているあたりが
うちららしいなぁ〜と思った(笑)


しかし、感激はつかの間だと思う。
だって葵家族は(翌日)22日のうちで
食べてしまうに違いないのだから(笑)


帰りに入り口の桜の木の下で、
写真を支配人さとAさんに撮っていただいた。

Aさんにも写真に入ってもらい、3人でも映してもらった。

「お花見の会みたいだね」


支配人さんがそういうにいうので、
何だかほほえましくなった。


他の店員さんも集まってきて、
入り口が店員さんだらけになって見送られた。




「ありがとうございました」




ワインバーにいた、渋い店員さんの存在を気にしつつ店を出た。
(いやぁダンディでした(笑))

わざと目を合わせて、ニコニコしていた私。
かなり酔いがまわっていたのは間違いない。


「こいつ(Aさん)も連れて帰っていいよ。片付けはやらせるけど」



支配人さんのこのあったかい言葉に、
また来たくなる雰囲気になるのが不思議だ。


ほろ酔い気分の私とさっちんは、笑顔のまま
Aさんと支配人さんに丁寧に挨拶して駅まで歩きだす。



私たち後ろ姿を見て、きっとAさんと支配人さんも
笑顔だったに違いない。





・・・幸せな夜になったよね。

さっちんのサプライズで、
こんなにいい気分になれたのだから。


「一年に何回か関係なくお洒落して「街」歩こうよ」



その言葉には、深い意味があって
それは、私たちの未来予想図はきっと決まっていて

ずっとずっと、さっちんと一緒に居られる
ということを意味している。


もちろん、私はそのつもりで、近所に住むつもりでいる(笑)


離れるようなことがあっても、
私たちはどこかでつながっていて

何かあったときも、いつもなぜか傍にて
笑い合っているような気がしてならない。


今までも、ケンカしたり本気で泣きあったり、
慰めあったりして


二人は成長してきた本当の友達=恋人みたいな関係



「わたし、さっちんのお母さんの養女になる」



もちろん、本気だ。きっとね。
さっちん家族は歓迎してくれるに違いない。


だってそうしたら、ずっと一緒に居られるし、


さっちんがもしお嫁に行ったときとか、旦那のグチとか
すぐきいてあげられちゃうし(あっこれいい案♪)

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−お知らせ−

☆親友との会はまだまだ続編あり☆


5月には、二人で温泉旅行へ行く予定でいます。
その報告もいずれしなくっちゃね。

きっと、楽しい旅行になることでしょう。

ここまで読んで下さってありがとうございました。
お蔭で幸せな夜を過ごすことができました。


本日、関わったすべてのみなさんに感謝の気持ちを込めて・・☆


本当にありがとうございました。


2008年3月21日(金) 青木 葵